2014年9月28日 男女共同参画・映画&トーク

  • 039-男女共同参画 映画&トーク ポスター
  • 040-男女共同参画 映画&トーク写真01
  • 041-男女共同参画 映画&トーク写真02
  • 042-男女共同参画 映画&トーク写真03

男女共同参画・映画&トーク

共催:はらんきょうの会
共催:筑西市
日程:2014年9月28日(日)
場所:アルテリオ・会議室

 男女共同参画推進のための「男女共同参画映画&トーク」第2弾は第1部映画「潮風の村から~ある女性医師の軌跡」の上映、第2部トークはトークゲストに山上千恵子監督をお招きしました。
 参加者約65名、男性の参加も7~8名ありました。そして何よりこれまで参加したことのない人・新しい参加者が多かったことです。
とても歓迎することです。
 開催当日、はらんきょうの会スタッフ14人と市民協働課の職員とで役割分担し手際よく会場準備に取り掛かり、定刻に開場・開会することができました。

第1部 映画
 映画「潮風の村から~ある女性医師の軌跡」は、産婦人科医として自立し地域の女性の心と体に向き合ってきた北山郁子さんを「性」をキーワードに山上監督が撮ったものです。
「性は人生そのもの」という北山さんの言葉が印象的でした。

第2部 トーク
 トーク『誰のものでもない「私」を生きる』はトークゲストの山上監督が「一方的にこちらから話すのではなく、参加者からも多数の発言がある場」にしたいと積極的に参加者にマイクをむけました。
 北山さんが70年代から「人権としての性教育」を行っていることについて「女性が自分の性について学ぶことは「家族制度」が壊れると思われていたが、一生自分に関わってくるものであり、心も身体も大事なものであると考えたのだと思う」「性教育を教えることができる先生がいない」といった発言がありました。
また、「私を生きる」では「自分をさらけ出し責任をもって生きること」「北山さんは自分らしく生きたいと思い、自分の納得した生き方を選んだんだと思う」。そして、ある男性は10年前に妻を亡くしたが妻の生き方について「妻は50歳を過ぎてから中国で10年もの間日本語を教え、自身絵や中国語を学び「自分を生きる」ことができた充実した人生であったと思う。誰にもチャンスがある。そのチャンスをいかに掴み取り活かすかであると思う」と発言されました。
 トークでは本当に多くの方が発言してくださり、時間が足りないほどでした。
 まず「知る」ことそして「言葉にする」ことの大切さを今回は学んだと思います。

飯島文子

 

 

アンケート集計

住所
・筑西市 25人(下館地区19人、明野地区1人、関城地区4人、協和地区1人)
・市外 5人 (笠間市1人、境町1人、坂東市2人、結城市1人)

性別
・女性24人
・男性6人

年齢
50代1人、60代19人、70代9人、80代以上1人

今日の男女共同参画 映画&トークを何で知りましたか?
ポスター6人、チラシ1人、広報誌6人、新聞3人、友人・知人から12人、その他3人

 

ご感想などありましたらご記入ください。

現代でこそ自立した女性も増えたと思いますが、昔の農村地方で自立するために勉強をして産婦人科の先生になられ、すごく大変だったと思う。すごく強い人だったと思います。(70代女性)

若い人々にも見てもらいたい。一度しかない人生、悔いなく生きたいです。(60代女性)

86歳という年齢で今尚現役で頑張っておられ感動しすごいパワーを頂き、元気をもらいました。心の強い女性。ご自分に正直に生きてこられたと思います。(60代女性)

86才の現役の女医さんの生き方に感動を受けました。性教育に使命感を持ってどこへでも話しに行く姿勢。反面、結婚し子どもを3人も持って生きてきたら、それなりに家族愛、人間愛があったと思う。その面ももっと強調してほしかった。それを抜きにして、性教育をとり上げていくのでは空回りしていく様に思う。(70代女性)

性教育についての考え方、私の年代は学校教育の中では初潮についてのことしかありませんでした。でも、両親を通して日常生活の中で二人がお互いにいたわりあい、愛しあっていること感じて生活をしてきました。私も子供達にも夫と共に日常生活の中で男女の愛夫婦の愛で示してきたつもりです。娘一家も息子一家も本当に愛する人と出会って幸せな生活をしています。感謝です。(70代女性)

「自分は楽に生きていきたい」と誰もが無難な生き方をしがちだが、やはり次の時代のことを考え、私自身も少しでもしっかりと生きて生きたいと感じさせられた。(60代女性)

画面に表題の字が残っていたのが残念でした。80代の女医が生きいき働いているのがすごく感動した。(女性の強さかな!)性教育も情報過多の時代で、教科書も以前より具体的な内容になっている。しかし、小児・児童・生徒・大人の心の病が(現代)特に気になる。ここに参加の人達は「自分」らしく生きている人ばかりだ。(60代男性)

北山郁子先生の自分に正直な生き方、女性の自立に向き合った生き方に感動しました。性教育を根本的に必要なことはわかっていても教えていただかなかったことに問題だったのです。10代、20代の若い世代がとても心配です。(70代女性)

この映画は初めて見ましたが、女性問題について性(生物学的)の視点からの作品で、すばらしい方の活動に感動致しました。監督のトークもあり、よりよく知ることができ、企画も大変良かったと思います。私の活動の参考になりました。性は女性にとって人生そのものだという言葉は、その通りだと思います。(60代女性)

トークのテーマに最後にふれたのが良かった。テーマにそった話し合いが、もう少し長時間とれるとよかった。(60代男性)

場違いでしたが生き方は立派でした。感動しました。(60代男性)

とても正直に生きた人でした。性に対して、もっとたいせつにした方が良いと思う。(60代女性)

色々、勉強に成りました。ありがとうございました。(70代女性)

真に自立した女性(人間として)の生き方に感銘を受けました。私も生涯現役で常に心のアンテナをはりめぐらして生きて生きたいと思います。(60代女性)

女性の性についての考え方一寸 わかったような気がしました。(80代男性)

トークの時間が特に有意義に感じられました。参加してとてもよかったと思います。次回も是非参加してみたいと思います。(60代女性)

北山郁子さんの純粋な人柄から、そして、育ち方の良さから優しい御主人の元で発言する女性に自然体で素晴らしい行動に出られたのだと尊敬します。女性だからこその苦労だったのだと思いました。(70代女性)

性教育のむずかしさ、大切さ、自分も相手も大切 この様な話を家庭で出来る様になったらと思います。自分自身に責任をもった生き方が大切と思いました。自分がなければ何事にも第1歩をふみ出す事は出来ないのだ。もう一度自分自身をみつめてみたいと思います。(70代女性)

私を生きる、自分らしく社会で自分を出して生きていきたいといつも思っています。(60代女性)

長い間、信念を持って活動を続けてこられたということに感心しました。いろいろな人生があると思いますが、相手を思いやり自分ができることを社会のためにするということが大切だと思います。そのためにも、正しい知識がないとだめだと思います。男女共同参画についても、性についても正しい知識を身につけられる様にしていくべきだと考えました。(50代女性)