2013年10月6日 映画&撮影監督のお話 – 「フクシマ2011~被曝に晒された人々の記録」

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映画「フクシマ2011~被曝に晒された人々の記録」&監督の話

2013年10月6日(日)13:00~16:00
しもだて地域交流センター集会室

 

2011年3月11日東日本大震災そして福島原発事故から2年半が過ぎました。 原発事故は政府が早々に「収束宣言」をしましたが、現在も高濃度の汚染水漏れといった問題にあたふたとしている状況で、何ひとつ解決されていないのではないでしょうか。

そこで今回、フクシマを福島だけでなく私たち一人ひとりの問題として考えてもらいたいと、「映画&トーク」を企画しました。 映画「フクシマ2011~被曝に晒された人々の記録」は日常の目線でフクシマの人々の声をすくいあげています。そこに暮す人、避難しようと決めた人、放射能の不安を少しでも軽減しようと自ら除染作業を進める住民たちなど、普通に暮らすことを突然奪われた人たちの小さな声です。幼い子を持つ母親が放射能に対する言いようのない不安から「放射能に色がついていたらいいのに・・・」と言っていますが、「そのとおりだ」と共感する参加者も多かったのではと思います。

上映後、稲塚監督からお話を伺いました。稲塚監督は何故フクシマを撮ったのかを、広島と長崎で二重被爆した山口 彊さんとの出会い、記録映画「二重被爆」、「二重被爆~語り部・山口 彊の遺言」の製作からお話してくださいました。お話を通して、原爆と原発は同じ「核」の問題であることを再確認することができました。

最後の質疑応答では、参加者の皆さんから活発なご意意があり時間が足りないほどでした。アンケートにもたくさんのご感想を書いて頂き、そこからは原発・フクシマに対する関心の高さが読み取れます。

私達一人ひとりの生き方、社会のあり方を考えさせられる機会となったのではないでしょうか。