2015年 朗読劇「あの夏の日の記憶  ヒロシマ ナガサキ そして」

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 icon-check-square-o 朗読劇「あの夏の日の記憶  ヒロシマ ナガサキ そして」報告とお礼

2015年8月2日(日)
開場13:00 開演13:30
筑西市立明野公民館大ホール イル・ブリランテ

 被爆70年の夏は連日35度を超える猛暑が続き、身体も心も暑い!熱い!!夏でした。今回も大勢の人に助けられ8月2日無事朗読劇の公演を終了しました。皆さん、ありがとうございました。
 被爆70年、敗戦70年の節目の年でもあったせいか昨年より多くの人達にご参加いただきました。そして男性の参加がいつもより多かったようです。アンケートにも多くの方がご協力くださり、集計結果はホームページでご覧いただけます。
 今回初めての参加となった橋本桐果さん(小学5年生)、連奈さん(小学4年生)、真拓ちゃん(幼稚園年長)3人の姉妹弟。6月から練習が始まりましたが、まだ平仮名の読みもたどたどしい真拓ちゃんを2人のお姉さんたちがしっかりサポーしてくれました。本番最後は3人の「へいわって すてきだね」の元気な朗読に、参加者の皆さんも希望を感じることができたのではないでしょうか。
 一人ひとりがヒロシマ・ナガサキの想いを伝えたいと、6歳から70代の朗読者とスタッフの3世代で作り上げた舞台です。次の世代へバトンを渡すことができると手応えを感じた夏でした。
 来年も皆さん、応援よろしくお願いします。そしてぜひご参加ください。

(はらんきょうの会 代表 加藤)

~~~~Voice~~~ 私も一言 ~~~Voice ~~~~

*坂入 基 大学2年生 (スライド投影担当)
 今年もいろいろなことを考えさせられる1日になりました。考えさせられることは自分たちが経験したことないことを発信することの難しさ、1人でも多くの人に知ってもらうことの大変さです。こんなことを考えていて思うことは自分の力は微々たるものだか、自分なりに行動しようと思いました。

*堤 富美子 (朗読)
 手記を書かれた方の「おもい」を、会場の皆さんに伝える事が出来たのか不安で仕方ありませんでした。
 でも、現実に起こった原爆の悲惨さは、昔話では無く、今も起こりうる事だということを若い世代に伝えていかなければならないと改めて思いました。

*橋本 連奈 小学4年生  (朗読
 70年前は、国と国との争いがあって日本は、たくさんの人々が亡くなってしまいました。
 恐ろしいばくだんがおとされ、住んでいる家もなくなりました。
 こんな悲しい出来事はあってはいけないと思います。
 だから、私は、はらんきょうの会で、これからもずっと平和が続くように、朗読を続けていきたいと思います。

*小島 冨美子  (スタッフ)
 はらんきょうの会の朗読劇の公演に一日限りのスタッフとしてささやかな手伝いをさせて頂いて4年になります。
 今年は戦後70年という年でもあり朗読される方も、運営される方にも何としても未来の子ども達に同じ悲劇を繰り返させないという想いを強く感じました。唯一の被爆国としてのこの活動が実を結びつつあり小・中学生、高校生そして若い人たちに脈々と受け継がれて18年、これからも続いていくことと思います。

*安高みつ子  (スタッフ)
 初回の頃 観させてもらっただけでしたがこの度ご縁ができ、今回はスタッフとしてかかわらせていただきました。
 皆さん慣れた様子で朗読し、感慨深いものがありました。
 子供達の澄んだ声に引き込まれ、若い人たちの声に惚れ惚れし「二人の兄たち」に涙して…。公演ごとに心に響くところが違い、あらためて毎年公演していくことの意義を感じました。

*鶴見 眞旺 高校2年生 (朗読)
 最初の公演から数えて7回目の参加になります。
 僕は、この朗読劇を通して原爆の恐ろしさを学ぶことが公演を重ねるごとにどんどん深くなっていくのが分かります。
 それを分かっていくまでの過程がいつも大変だと実感しています。どうしたら気持ちがこもったように話せるだろうか、発した声はお客さんにきちんと聴こえているだろうか、いろいろ迷っています。
 でも、その不安をかき消す様な練習を大人の方々と一緒にやってきました。
時には厳しく、時には優しく、いろんな方々が指導してくれました。そのおかげで本番でもいつも通りの朗読ができました。
 僕はこの朗読劇を通してこれからも沢山の人に「戦争は二度としてはいけない」と伝えていきたいと思います。

*物井 英訓 (舞台監督)
戦後70年の節目の年にまた朗読劇を開催することができることに感謝しております。
 舞台監督として参加していると、来場してくれている方とは違った裏側から舞台を見ていることが多い事に気が付きます。
 ベテランの読み手さんが今回初めて参加してくれる子供達をサポートしていたり、自分達でより良いものを届けたいと考えて工夫していたりする姿を見て身が引き締まる思いでした。
 スタッフとして遠くから帰郷してくれたり、忙しい中お手伝いだけでも、と来ていただいたり皆様の協力があってのことだとあらためて感じました。
 次の世代にも語り継いでいくためにこれからも尽力していきたいです。