2014年度研修 丸木美術館へ
8月3日朗読劇が終わり一息入れた後、8月30日に丸木美術館に行ってきました。はらんきょうの会で丸木美術館を訪れるのは2回目です。今回もメンバー一人ひとりそれぞれを思いで「原爆の図」の前に立ったことでしょう。
また、この日は丸木美術館で加藤登紀子さんの「トーク＆ライブ」が開催されました。今年の朗読劇導入部で加藤登紀子さんの「広島 愛の川」の語りバージョンを流させていただので、ぜひライブで聴きたいということもあり総勢9名で研修してきました。
研修雑感
広い部屋に足を踏み入れると、大きな屏風式の絵「原爆の図」が四方に展示してありました。前に立ちますと、その画面から圧倒的な迫力で何と言ったらよいか、声なき声が、叫び声が聞こえてくるような気がしました。リアルな表現ではないのに膨張した赤黒い人体達から、灼熱の原爆に焼かれた地獄のような苦しみが伝わってくるようでした。この絵を描かれた丸木御夫妻の画力、御苦労は大変なものと思いました。私は60代になって初めてこの絵を見たのですが、もっと早く見ればよかったと後悔しています。もっと多くの人がこの絵を見られるように、身近なところで展覧会が開かれればと思いました。（松崎やい子）
絵を見て涙が流れ、歌を聞いてさらに涙が流れました。会場にいる全員が同じ気持ちだとわかるあたたかいコンサートでした。（久美子）
核なき世界への思いを込めた加藤さんのトーク＆ライブ。芯のある語りと歌に知らず知らずに涙が出ました。（ナカノ）
「はだしのゲン」の作者の中沢啓さんの詩、作曲されたのは若い世代の方だと知り、とても感銘を受けた。歌手の加藤登紀子さんの魂の歌声「広島 愛の川」は聞いているものの胸にしみわたる。それは音楽が導く平和を願う心につながって。
丸木美術館で初めて見た「原爆の図」、これが現実におきたことだという事実、戦争がもたらした原爆、二度とあってはならない。世界中のどの国にあっても。浜辺に立ち尽くす人々の表情、強烈な印象として心に残る。（中島せい子）
加藤登紀子トーク＆ライブ 「広島 愛の川」を歌う
加藤登紀子の歌ってすごい。聴いていて胸がドキドキでした。自分の体験してきたこと、母から伝えられてきたこと、そして、今起こっていることなど・・・
心の中にある「おもい」が強いんですね。ただ、ただ、感動です。「歌」を通して平和へのメッセージを受け取ってきました。
丸木美術館の「原爆の図」を観ていて鳥肌が立ってしまいました。今までに見た写真や映像と全く違う心の叫びのようなものが感じられました。（堤）
それは久しぶりの遠足のような気分ではらんきょうの皆さんと8月30日(日)に加藤登紀子さんのコンサートへ行きました。 コンサート会場は埼玉の東松山にある丸木美術館という原爆をテーマにした美術館です。 この美術館に来たのは２回目だったのですが、何度見ても原爆が落とされて炎の中を逃げ惑う絵やその後の様子が描かれてる丸木夫妻の絵は見ていて苦しくなります。が絶対戦争や原爆はやってはいけないと改めて思わされます。 加藤登紀子さんのコンサートは美術館の中で一番広いお部屋で行はれアウシュビッツが書かれた絵の前で歌いました。 子供の頃お母さんと満州で過ごした話など歌とトークは私の気持ちをどんどん引き込んでいきます。 日本が戦争に負けた後のロシア兵の日本人への酷い扱いや、そんな中でもたくましく生きたお母さんの話や、常に登紀子さんを背中におぶってロシア兵に抗議しに行く話などなかなか聞くことのないお話しをしてくれて、登紀子さんは子供の頃から人を励ましたり勇気づけるパワーを持ってるんだなあと思いました。 最後にお客様からプレゼントを受け取って、その中に真っ赤な薔薇がありました。それを受け取ると最後に「百万本の薔薇の花｣を歌ってくれました。その時客席まで降りてお客様と握手。私の側にも来てくれたので手を出したら歌いながらにっこり握手してくれました。 フワフワの柔らかい手でした。
はらんきょうの会で活動してなかったら多分こういうコンサートに参加したりしてないと思います。 私一人では到底築けない知ることもない事に出会うことが出来ます。
出て会うから出会いですよね。これからもいろんな出会いをしていきたいと思います。帰りの車の中で偶然、常総市の花火大会を見ることが出来ました。とても綺麗で良い一日の締めくくりになりました。またみんなでお出かけしたいです。（大久保正江）
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